皆さん初めまして!
全7回にわたる新卒ブログリレーの締めを務めさせて頂きます、小山です!

記事ボリュームが多いので、自己紹介は超簡潔に。。

私はこの春イルグルムに入社し、現在は自社製品であるアドエビス事業推進本部のパートナーサクセス課という部署に所属しています。
パートナーサクセス課では、アドエビスを導入頂いた代理店様の、導入後の活用支援を行っています!

まだまだ出来ないことが多いながら、日々奮闘している私ですが、入社から現在まで広告効果測定事業に携わっており、正直なところアドエビス以外に複数ある事業領域については知らないことも少なくありません。

 
今回はそんな私が、数ある事業の中でも特に「広告代理店向け事業領域」で日々奮闘されているお二人にインタビューさせて頂きました!

アドフープ事業開発室の満田さん(左)と、エージェンシーDX事業部の馬場さん(右)

題して、『新卒1年目社員が勢いを増す「広告代理店DX」の事業責任者にインタビューしてみた!』
読者の皆様の理解にも役立てると嬉しいです!

お1人目:アドフープ事業開発室 満田さん

ご自宅から愛犬のムーンちゃんを紹介してくれました

――本日はどうぞよろしくお願いいたします!まずは、事業概要を簡単に教えてください!

私たちはマーケティングソリューション特化型マッチングプラットフォーム「AD HOOP(アドフープ)」というサービスを展開しています。
アドフープはWEB広告代理店(以下、代理店)を探している広告主と代理店をマッチングするサービスです。

 
自社商品を広く知ってもらうために広告は必要ですが、実は、広告主様は数ある代理店様の中から、自社の課題解決、要望に合ったパートナーを探し出すことが難しい状況にあります。
何故なら、代理店様が数千社も存在することや、更に広告出稿まで実施しているという代理店様が少ないためです。

そんな広告主の課題を解消するためにアドフープがあります!
広告主様にとってのメリットとして、大きく以下3点があると考えています。

(1)代理店様を探す手間が大幅に省ける
代理店様を探すことはとても大変です。候補先を見付けても問合せをして、そこから現状の課題と求める要望を説明し、複数社の候補先があれば同じことを複数回しなければなりません。
しかしアドフープならば、豊富な代理店ネットワークを持つ我々にご相談頂ければ、その課題解決と要望にフィットした代理店様を複数社ご紹介させて頂きますので、広告主様の工数負荷は大幅にカットされます。

(2)いい提案が期待できる
アドフープでは基本的に1広告主様に対して複数社の代理店様が提案する形となります。つまりはコンペ形式となるため、より広告主様の要望に沿った提案を期待頂けるのです。

(3)完全無料であること
広告主様は一切お金が掛かりません。更に、紹介された代理店様との契約も必須ではないので安心してご相談頂ける仕組みとなっています。

サービスの全体像

――広告主様にとって多くのメリットがあるんですね!もちろん、お客様を探されている代理店様にとっても嬉しいサービスですね。この事業が生まれた背景が知りたいです!

当初は、アドエビスの販売代理店となっている代理店様に対する特典サービスとして、同じくアドエビスをご利用頂いている広告主様から相談があればご紹介していました。
そうする中で「この取り組みは、多くのお客様にとって大変価値があることなのではないか」と考えるようになり、2020年10月から正式なサービスとして事業化しました。
更に、今年の1月からはサービス名称をアドフープとし、一般の広告主様にもご提供範囲を拡大しています。

 
――なるほど!そのような背景があり、事業化に至ったのですね。アドエビスでの支援実績から豊富な代理店ネットワークを持っている点は、サービスの安心感にも繋がりますね。新規事業を推進していく中で、どんな大変さ、また喜びがありますか。

ひとつは、正解がないこと。常に試行錯誤し、トライし続けていかないといけない。
だからこそ、しっかりとしたビジョンを持ち、あきらめないことが大事です。
また、その挑戦をしっかりとやらせてもらえる環境であることは、読者の皆様にも伝えたいと思っています。

嬉しいことは、お客さんである広告主様、代理店様の双方に喜んで貰えること。そして自ら考え、取り組んだたことの成果が売上として表われることです。この先もやりたいことがたくさんありますし!

 
――大変な中、具体的にやりがいを感じてらっしゃる点を知ることができました。今後やりたいことがたくさんあるとのことですが、最後にアドフープの今後の展望を教えて頂けますでしょうか。

まずは広告主様と広告代理店様をマッチングするサービスとしてスタートしましたが、あらゆるマーケティング課題に対するソリューションをマッチングしていく”マーケティングソリューション特化型のマッチングプラットフォーム”に進化させていきたいと考えています。

マッチング対象の新領域として、2021年11月には広告主様と「SNSアカウント運用代行会社」のマッチングサービスを開始しました。
今後は動画やサイトといった制作領域やリサーチやコンサルティング領域、ツールベンダー様とのマッチングなど対象領域を広げていきたいと考えています。更にその先には。。。とまだまだ考えていること、やりたいことは沢山あるのですがキリがないので今回はここまでにしておきます。笑

 
――私もなんだか、わくわくしてきました!ありがとうございました!

お2人目:エージェンシーDX事業部 馬場さん

お忙しい中お時間をいただきありがとうございます!

――本日はよろしくお願いいたします!まずは、「エージェンシーDX」という言葉に聞きなじみのない方も多いと思うので、事業部名の意味を教えて頂けますか。

「エージェンシー」=「代理店」を意味していて、エージェンシーDX、つまり代理店様の業務効率化を行うことが、事業部のミッションとなります。
代理店様によっては、アナログな手作業で業務を行っており、機械化によって効率を上げてもらうためのソリューションを提供しています。

 
――ありがとうございます。具体的にはどのような事業を行っているのでしょうか。

主には、アドレポというサービスを展開しています。
アドレポは、運用型広告のレポートを自動で作成することができるツールです。

代理店様の多くは、月ごと(場合によっては週単位)に、広告主様にレポートを提出しています。
このレポートは、運用のデータをまとめ、そのデータを分析し考察したものとなるのですが、ここに大きな工数がかかっている代理店様が多いのです。

例えば、ある案件AでGoogle、Yahoo、LINE、Facebook、Twitterの5つ媒体を使っていた場合、データの集計だけで5つの管理画面にログインしないといけなくなります。さらに代理店様は複数案件B,C,Dと持っているため、手作業だとデータを集めてくるだけで膨大な工数がかかってしまいます。
そのような作業を機械化するためのツールが「アドレポ」となります。

 
――確かに、想像するだけで膨大な作業量ですね。

そうですね。データの集計という、機械でできるところは機械化して、次の施策を考えたり提案を作ったり、人が頭を使ってやるべき仕事に時間を割けるようにして欲しい、という想いがあります。

 
――ありがとうございます。馬場さんはイルグルムに入社して以降、長い間この事業に関わっていらっしゃるとのことだったのですが、大変なことや喜びはありますか?

少人数で行っている事業になるので、一人あたりの責任や役割が大きいです。そこが大変な点でもありながら、やりがいにも繋がっています。
現状アドエビス事業部には、セールスやサクセス、開発やプロモ領域など様々なチームがあると思います。
比べると、私たちの事業部はフロントは3人で回していますし、開発との距離も近く「○○な開発できたりしますか?」という会話することもあります。

 
――スピード感はかなり早そうですね。また、一人あたりの裁量や責任の大きさをひしひしと感じました。それでは、事業部の今後の展望を教えて頂けますでしょうか。

代理店業務の中で、まだまだ効率化できるところがあると感じているので、役立てる領域を広げていきたいと思っています。
例えば、運用手数料の請求業務やナレッジのシェア、SNSマーケ領域など。。「広告代理店の業務効率化といえば、イルグルム」と言われるように、売上も伸ばしていきたいですね。

 
――まだまだ代理店様にお役立ちできる領域がありそうですね! 本日はお時間いただきありがとうございました!

 
今回のインタビューを通し、アドフープ事業とエージェンシーDX事業の理解が深まったのはもちろん、最前線で活躍し事業を推進されているお二人の熱い思いを言葉の節々に感じることができ、とても刺激を受けました。
事業部は異なりますが、私も「この事業を成長させるんだ」という気持ちを持って、仕事に取り組んでいきたいなと思いました。

このインタビュー記事が、「イルグルムの事業」の理解の一助になれば幸いです。