こんにちは、イルグルムのわです。

11月13日、イルグルムの21期上期社員総会を開催しました。
社員総会は、新事業戦略が発表され未来に向けた決意を新たにする、イルグルムが一番大切にしている社内イベントです。例年は、ホール会場を借りて全社員がひとつの場に結集することで一体感の醸成も目的としていましたが、今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響により、オンラインで実施することになりました。

全社員が参加するオンラインイベントは、これまでも全体朝会や締め会など幾度となく行ってきましたが、zoomのスタンダードな会議スタイルで行っていました。
ですが、今回は20周年を迎える節目の期のスタートであり、中期事業戦略と前期MVPも発表される重要なタイミング。
オフライン開催のような視聴環境や参加体験を少しでも演出することができないか、配信方法を検討しました。

会場は大阪オフィスの会議室を利用し、運営チームが占拠して、一角にクロマキーエリアを作り、ホールのようなスタジオ背景を合成することに。カメラは2台用意。登壇者のアップ用と全身用です。スイッチャーを使って映像を切り替えます。
本格的な機材を利用して配信環境を構築をするため、社内で動画コンテンツの配信に詳しい若手エンジニアと、自宅に音楽スタジオを持つマネージャーの全面協力のもと準備を進めました。


開催まで約1カ月、急ごしらえの会場づくりで、どんな機材構成にするか、機材をどう配置すれば発表しやすいか、カメラの位置と立ち位置など、イチから検討しテストを行っていきました。構成が決まった後も、パソコンのスペックやネットワークの調整に時間がかかりました。実際に動かしてみると、負荷の関係で配信が途中で止まることも多く、連日機材の組み合わせや細かいチューニングを重ね、運営チームもドキドキしながら総会当日を迎えました。

当日は、コンテンツごとに登壇者と資料を合成してプログラムを進行しました。
通常のzoom会議スタイルの場合、登壇者の身振りや手ぶりが見えづらいのですが、上半身を入れることでより伝わりやすくなったのではないかと思います。


質問はチャットで受付け。各本部の発表ごとにQAコーナーを設け、人事の廣がファシリテートするスタイルに。
今回は中長期計画の発表もあり、社員からはたくさんの質問が届きました。
また、当日内定式を終えて参加した内定者たちからも、活発な質問が寄せられました。


代表の岩田より中期計画の発表があったあと、各本部の発表を行いました。





 
上期社員総会では、毎年、前期のMVPメンバーを表彰する「YRGLM AWARD」も行っています。オンラインで開催した今年も例年通り実施しました。

オープニングムービー

背景をチェンジして表彰会場に

表彰メンバーは当日まで極秘のため、全員が息をのんで発表を待ちます。
オフラインでは、発表後にステージに立ってもらいスポットライトと大きな拍手を浴びるのですが、今年はオンラインのためかないません。
ただ、少しでもその気持ちを味わってもらうために、受賞者のお顔にフォーカスをあてることにしました。


受賞者の発表後に受賞コメントを読み上げ、コメントが終わり次第、お顔を写す流れにしたのですが、その間に感極まるメンバーの姿も見られ、運営チームも思わずもらい泣きしてしまいました。


発表があるたびに、チャット欄もおめでとうの声に溢れ、あたたかい仲間からの言葉にも再度涙。オフラインとはまた違う形で盛り上がり、お祝いすることができました。

 
社員総会最後のコンテンツは各本部のスローガンコーナー。
本部長にスローガンを印刷したパネルを持ってもらい、各チームのメンバーに向けた思いを発表しました。揃って楽しく発表する姿に、社員からは仲の良さを感じたという声も。




 
ラストを締めくくるのは恒例のエンディングムービー。21期は設立20周年を迎える年でもあり、これまでの歩みを振り返るムービーを用意しました。ここ最近入社したメンバーからは、歴史がわかってよかったという声も届きました。

エンディングムービー

スタッフロールのすみっこの演出も好評でした

機材を使っての開催は初めての試みで、準備期間も短い中、無事開催できるのだろうかという不安もありました。
万が一のときは、通常のzoom会議に戻すことも覚悟して挑みましたが、入念なテストの甲斐があり、当日は大きなトラブルもなく、スムーズな進行となりました。


アンケートでは、リモートなことを忘れるくらいスムーズだった、リモート環境では最高の企画演出だった、マインドの充電に必要な場であることを改めて感じた、感動した、すごかったという感想が多く届きました。

裏では、タイムキープやボリュームの調整、シーンやカメラの切り替わりのタイミング、フォーカスをあてるポイントなど、綿密に進行しており、運営チームの努力が実った瞬間でした。
総会スタイルの新しい挑戦を通して、21期も全社員で果敢にチャレンジしていこうというメッセージも示すことができたのではないかと思います。

オンラインでも遜色ない、オンラインだと資料が見やすく集中しやすい、という声もある一方で、やはりオフラインのほうが一体感を感じることができる、受賞してステージに立つことの喜びを味わいたかったという声もあります。
引き続き、イルグルムらしいハイブリッドな社員総会のかたちを模索していきたいと思っています。