10月28日、アドエビスはプロダクトロゴをはじめとする新しいサービスデザインを発表しました。

アドエビスは、インターネット広告が一般的になり始めた2004年に、「アクセスログ解析ツール EBiS」として提供を開始。2007年には「広告効果測定ツール AD EBiS」として、インターネット広告に特化した効果測定ツールの提供をしてまいりました。

 
当時のコンセプトは、「簡単・正確・低価格」。インターネット広告の効果測定に特化しており、今のように多彩な分析機能や活用支援サービスなどはなかったため、基本的にできることは計測のみ。
お客さまのアドエビス利用目的も、インターネット広告施策におけるPDCAの「Check」のため、ということがほとんどでしたが、2015年には、データの「測定」から「活用」までを一気通貫して支援する「マーケティングプラットフォーム」へと成長を遂げました。

昨年2019年には、ブランドコンセプトを「マーケティング効果測定プラットフォーム」に刷新。このブランドコンセプトには、効果測定のリーディングカンパニーという強味のもと、デジタルマーケティング市場をけん引していくという思いをこめ、<アドエビスのポジション>を示しました。

 
16年に渡って、デジタルマーケティングの急速な成長とともに、企業のマーケティング活動を支えるサービスとして走ってきたアドエビス。
導入件数は1万件突破し、売上シェア65.9%(※)と、成長することができました。
※ 出典:ITR「ITR Market View:メール/Webマーケティング市場2020」広告効果測定市場:ベンダー別売上金額シェア(2015~2019年度予測)

そして今後も、アドエビスの未来をチーム一丸となってつくっていくために、サービスの開発・提供の在り方を見つめ直すために実施したのが、今回のブランド再定義によるリニューアルです。

 

今回の再定義では、企画部をはじめとするプロジェクトメンバーが中心となって進めました。
新たに定義したのは、製品作りの指針となるブランドの価値(バリュー)と、製品に携わるメンバーの日々の判断軸となるキーワードです。

 

バリューとキーワード
 

バリューの策定にあたっては、製品に携わるメンバーを対象とした社内アンケートをはじめ、部署を横断したディスカッションを重ね、さらにお客様へのヒアリングも実施しまとめていきました。

安全性の高い「計測」基盤の提供と、計測データをもとにした「分析」「活用」までを支援することで、マーケティング効果測定プラットフォームとしてよりよいユーザー体験の実現と企業価値の向上の貢献を目指します。

 
また、製品に携わるメンバーが日々大切にする姿勢を、「誠実・公正・理知的」という3つのキーワードにまとめました。

 
これらのキーワードにあわせて、プロダクトロゴをはじめとするサービスデザインのアップデートも実施。
これまで「親しみやすさ」を重視してきたビジュアルでしたが、デザイン要件を整理し言語化することで、「堅実さ」「精密さ」「理知的」の印象を加えたデザインの方向性を探っていきました。

 

新ロゴ・デザインに込めた思い
 

旧ロゴでは、「カンタン、正確、低価格」というリリース時のコンセプトを表現する、親しみやすさを押し出した、丸みのあるデザインと鮮やかな赤色が特長です。
ここから、これまでのサービスの印象や築き上げてきたお客さまとの関係性も大切にし、大きくは変えず、色味と形を調整しました。
これまで育んできた「親しみやすさ」という側面は残しながら、「堅実さ」「精密さ」「理知的」なイメージを深みのある赤色を中心に、落ち着いた色合いで表現。ロゴの角は丸みを抑え、以前よりも細いフォントを使用することで、洗練されたスマートな形状へと進化しました。

 

キービジュアルはこれまでの印象を変えるべく、大きく進化しました。
まずは左のベースビジュアル。蓄積されるひとつひとつの計測データを最小限の単位としてゲノム(遺伝子)にたとえています。膨大なデータがつながりあい、線など形状を変化させることで見えてくる価値があることを表現しています。
キービジュアルでは、「データも、未来も見通しよく。」のブランドメッセージが示す通り、ひとつひとつのデータのつながりが未来へ続く道となることを表現しました。

さらに、サービスデザインリニューアルとアドエビス16周年を記念し、アドテクの進化とアドエビスの16年間の歴史をひも解く特設サイトを公開しました。
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今回のブランド再定義を機に、改めて社員の思いをひとつにし、今後もお客さまの期待を超えるサービス開発・提供を目指していきます。
アドエビスの未来に、ぜひご期待ください。