こんにちは、イルグルムのわです。

今回は、Webマーケティング一筋でキャリアを築いてきたメンバーにお話を聞きました。
様々なポジションを経験したからこそ気づけた思いとアドエビスならではの仕事の醍醐味について語ってもらいました。

――これまでのキャリアを教えてください。

社会人になってから約8年間、いろんな立場からWebマーケティングに関わってきました。メディアレップの営業、事業会社の広告運用担当、媒体社の営業とアドエビスのステークホルダーとされる企業は一通り経験してきた感じです。
※メディアレップ:インターネット広告の取引において、メディア(媒体)と、広告代理店や広告主との仲介役を担う業種

――Web広告と関連が深い仕事ばかりですね。もともとWeb広告に興味があったのでしょうか?

どちらかというと苦手意識がありました。興味を持つようになったのは就活中です。
私が就活をしていた当時は不景気で、街中から広告の看板が消えていた時期でした。なんだか物寂しくて、情報を伝える手段として広告はやっぱり必要な存在なんだなと思ったんです。でも、Web広告に関してはネガティブな印象があって。その理由を考えた時に、Web広告は歴史が浅いぶん、表現方法やルールが十分に整備されてないだけかも知れないと思ったんです。裏を返せば、実はすごく伸びしろも、やりがいもある業界なんじゃないかなと。それからはWeb広告に携わる仕事を探すようになりました。広告代理店の仕事が一番イメージしやすかったこともあり、Web広告の代理店を中心に就活をして、1社目のメディアレップに入社しました。

――メディアレップからアドエビスに至るまでのプロセスについてお聞かせください。

メディアレップでは広告代理店様から依頼を受けてメディアプランを作る仕事をしていました。結果のフィードバックがないまま次のプランを作ることも多かったので、お客様にとって本当にベストな提案ができているのだろうかと、次第に矛盾を感じるようになりましたね。自分が広告を運用する側になれば、プランも、改善点も自分で考えられるので納得して取り組めると思って、事業会社に移りました。

転職したのは、アパレル企業のECサイト運営部門で、ディレクターとして広告やWebコンテンツのディレクションからメディアプランニング、広告運用に至るまで幅広く経験させていただきました。

ご縁があって次は媒体社に移り、広告配信プラットフォームの営業をしました。お客様から他媒体も含めた広告運用全般についてご相談をいただくことが多かったので、「Webマーケティング全体を捉えた支援がしたい」と思うようになりましたね。そこで最初に頭に浮かんだのがアドエビスでした。

――最初にアドエビスが浮かんだのはなぜですか?

アドエビスはあらゆるマーケティング施策のデータを蓄積しているので、その営業なら、事実(データ)に基づいてお客様のマーケティング施策全体を支援できるんじゃないかと思ったんです。アパレルのECサイトを担当していた時に利用していたので、サービスについては以前から知っていましたし、その時の営業担当の方がきっかけで「分析は難しくて面倒くさいものではなく、楽しいもの」と思えるようになったので、私も誰かにそんなきっかけを与えられたらいいなと思いました。

――イルグルムに入社してからはどんなお仕事を?

アドエビスのお客様は、広告主様と広告代理店様に分かれるんですが、私は主に広告代理店様を担当してきました。営業、営業支援を経て、一昨年の10月からは広告代理店様を対象としたカスタマーサクセスの仕事をしています。

――広告代理店様向けのカスタマーサクセスはどんなお仕事ですか?

広告代理店様を通してアドエビスを導入いただいている企業様の活用を支援する仕事です。アドエビスを活用いただくことで、広告代理店様や企業様のマーケティング活動を成功に導くことがミッションです。「分析って楽しい」と思ってもらうきっかけを作りたくて入社したので、今の仕事はまさに天職だと感じています。

Web広告は分かりやすく成果を数値化できるところが魅力ですが、ただ数字を見るだけでは意味がなくて。その数字をもとに「何を考えてどう行動するか」を考えることが重要です。マーケティング手法が多様化している今は、個々の広告の成果だけでなく、マーケティング施策の全体像を客観的に把握する必要があります。アドエビスにはその環境が整っているので、計測したデータに基づいた客観的な現状把握と次にとるべきアクションについて日々広告代理店様と話し合い、活用に向けたサポートをしています。

――具体的にはどんなサポートになりますか?

広告代理店様が担当している企業様のアカウントを読み解き、データをどうのように解釈して次に活かすかを広告代理店様と一緒に考えています。分析ナレッジを共有することで、広告代理店様内で他の案件にも展開いただける状況を作ることが目標です。まだ道半ばなので、ご支援案件数を増やしながら、内容をもっとブラッシュアップしていきたいと思っています。

――広告主様向けのカスタマーサクセスとの違いは?

広告主様向けのカスタマーサクセスは、広告主様の成果最大化が目的ですが、広告代理店様向けの場合は、広告代理店様の先にいらっしゃる広告主様の成果最大化も見据えながら、担当する広告代理店様自身の売上最大化についても考えるところが大きな違いだと感じています。できるだけコストを抑えながら効果を最大化したい広告主様と、広告費増も含めて成果を最大化できるベストな方法を提案したいと考える広告代理店様の二つの立場を加味して考えるのは、難しいところでもあり、やりがいを感じる部分でもあります。

――今後の目標を教えてください。

広告代理店様と一緒に、Web広告だけじゃなく、マーケティング全体を捉えた施策の検討と検証を行っていきたいです。まずは「分析って楽しい」と感じていただくことが施策検証の出発点になると考えているので、今はそこをしっかりと頑張りたいです。

広告代理店様とのビジネスそのものにも興味があるので、パートナーシップ制度の設計等にももっと踏み込んでいきたいです。あたたかい広告代理店様に恵まれているので、新しい仕組みの構築を通して少しでも恩返ししていけたらと思います。

――最後にどんな人がカスタマーサクセスに向いていると思いますか?

お一人お一人を大切に、丁寧に対応できる人がいいと思います。お節介なくらいお客様と一緒に悩み、行動できる人と一緒にお仕事ができたら嬉しいです。

お客様のマーケティング活動を成功に導く上で欠かせないデータの分析とその活用を支援する今の仕事が天職だと笑顔で語る姿から、企業の進むべき未来を示すアドエビスならではの仕事の面白さを垣間見ることができました。

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