皆様、こんにちは。

マーケティングメトリクスアカデミー(通称マメアカ)で働き始めて早3ヵ月が経ちました、北川です。
今回は「マメアカ生って普段こんなことを行ってます」というご紹介です。

先日、株式会社ロックオン東京オフィスにて行われた、マメアカ生を対象とした勉強会「論理思考フレームワーク:トゥールミン・モデル編」の様子をレポートしたいと思います!
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今回の参加者は大塚(あやぱん)と北川の二人でした。

1.そもそも分析って何?

今回の講師は毎度おなじみ、マーケティングメトリックス研究所所長 、分析の鬼こと松本先生。

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第一部はそもそも分析とは何かというお話から始まります。

松本先生 曰く、「分析は現状整理+仮説立案という二つのパートに分けることができる」そう。
確かに日常生活の中でも何かを「分析する」と言った時には、無意識のうちにこの二つの動作を指している気がします。

前者の現状整理は「変化をみる」、「比べる」、「分ける」という3つのパートに分けることができ、「変化をみる」とは「同じポイントを異なる時間軸で眺めること」、「比べる」とは「異なるポイントを同じ時間軸で眺めること」、
そして最後の「分ける」とは「対象をグルーピングすること」を指すそうです。

これだけだと何が何だかよくわからないのですが、松本先生はある店舗Aと別の店舗Bを例に挙げて教えてくれました。

たとえば「変化をみる」とは、「同じポイントを異なる時間軸で眺めること」なので「ある店舗Aの一月と二月の売り上げをみること」。

「比べる」とは「異なるポイントを同じ時間軸で眺めること」なので「店舗Aと店舗Bの12月の売り上げを比較すること」。

「分ける」とは「対象をグルーピングすること」なので「平日客単価と休日客単価を比較すること」など、具体例で考えてみると「変化をみる、比べる、分ける」という3つの現状整理の視点は、普段私たちが無意識のうちにやっていることのような気がします。

2.論理思考フレームワーク:トゥールミン・モデル

それでは、以上のようなプロセスによって生み出された分析結果を論理的に整理すると共に、分かりやすく相手に伝えるためにはどうすればいいのでしょうか?
そのために役立つのが、今回の勉強会の目玉でもある「トゥールミン・モデル」と呼ばれるフレームワークだそうです。

トゥールミン・モデルの生みの親、トゥールミン博士。

トゥールミン・モデルによると、あるもの(文章や意見、発言など)が論理的であるためには「証拠(データ)」→「主張(伝えたいこと)」→「保証(論拠)」の3つのパートが必要なそうです。たしかに「○○がある(証拠)」→「だから○○です(主張)」→「なぜなら○○だからです(保証)」という3つのパートがそろった主張は論理的に聞こえます。

翻って自分自身のことを考えてみると、自分の意見が常に証拠、主張、保証の3つを満たしているかというと、必ずしもそうではない時があると感じます。一見すると当たり前のことを言っているように見えるトゥールミン・モデルですが、何かを主張する際には、改めてその意見を3つのパートに分割してみることで、論理の弱点やずれを発見できるようになるのかもしれないと感じました!

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勉強会の内容は一生懸命ノートに書き写します。

3.実際にトゥールミン・モデルを使ってみよう!

というわけで、最後にトゥールミン・モデルを使って論理的に説明してみることになりました!

あやぱんが実践してみます。

証拠:「多摩モノレールは二駅で210円します」

主張「これは他の電車に比べて高い」

論拠:「なぜなら山を切り開く初期投資が高かったからです」
というトゥールミン・モデルが出てきたので、みんなでフルボッコにしてやりました。

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「210円は高くないでしょ!」

以上、マメアカ勉強会のレポートでした。マメアカでは月に一回、このような勉強会を開催しています。
第2期のマメアカ生も募集しておりますので、詳しい情報はこちらからご覧ください。