初めてのブログ投稿です。情報システム部の川村です。
エンジニア出身で現在はマネージャをしています。

今回は、会社の仲間に迷惑をかけながらも、1ヶ月間の育児休暇を取らせていただき、色々と思うことがあったので、書かせていただきます。

育休とりました

休暇を取得したのは2014年11月中旬から12月中旬にかけての約1ヶ月間です。
何故その時期にしたのかというと、子供が生まれてから1ヶ月が経ち、里帰り先から自宅に戻ってくる時期だったからです。 期間については人事担当者と相談し、1ヶ月(4週間)という比較的長めの期間を取得させてもらいました。

一般の会社では、なかなか長期間の育児休暇を取ることが難しく、2~3日程度しか取らない人が多いと聞いていました。その程度だと「とりあえず取りました」程度にしかならないので、普通の有給休暇と変わらなくなってしまいます。 育児について少しでも自分事として関わり、休暇が終わった後でも育児に積極的に関わることができるように。と思い1ヶ月という期間にさせてもらいました。

部内の皆から赤ちゃん用の服をプレゼントいただきました

部内の皆から赤ちゃん用の服をプレゼントいただきました

育休前の準備

前準備としては、(1)上長に相談、(2)人事総務部に相談、(3)関係者と調整、という感じでした。

組織変更のタイミングとの関係もありましたが、私の場合は休暇取得予定日の2~3ヶ月前くらい前から(1)と(2)について始めました。
会社としては久々に育児休暇取得者が出るということで、色々と検討してもらいました。
(3)関係者との調整は休暇の1ヶ月前あたりから始め、徐々に引継ぎを始めていきました。

弊社の場合は、「山ごもり休暇制度」という「年に1回、各自個別のタイミングで取得する1週間連続の休暇」があるので、それと同じフォーマットで引継ぎ書を作成していきました。この制度があるお陰で引継ぎに関しては比較的スムーズにできたのではないかと考えています。 山ごもり休暇制度についてはこちら

育休中

育児休暇中にやったのは大きく2つでした。まずひとつ目は、里帰り先からの移動を問題なく終わらせること。そして、ふたつ目は家での子供の世話です。 里帰り先からの移動は結果的には問題なく移動できましたが、準備が非常に大変でした。新幹線乗り継ぎ&車を使って約6時間の移動ですが、大事なポイントはこんな感じでした。

  • 新幹線の指定席は「多目的室」近くを予約する
  • 新幹線の東京駅での乗り継ぎは、「ベビー休憩室」が便利
  • 駅では人混みを避ける為の導線を事前に調べておく

新幹線の「多目的室」というのは、普段は鍵がかかっている2メートル四方くらいの部屋があり、車掌さんに声をかけて”空いていれば”利用することができます。
「ベビー休憩室」というのは、東京駅の新幹線中央乗換口の改札内にある休憩室です。おむつ替えの台などがあり乗換の時間に人混みに合わずに済みました。

自宅に戻ってからは「3時間のサイクル」との戦いでした。
おむつ替えして、ミルクを飲ませて、寝かしつけて、洗い物をして、少し休憩して、泣き声で呼ばれて、おむつ替え…という繰り返し。途中で沐浴(お風呂)が入ったり、ネットで買い物したり、という感じで毎日が過ぎていきました。

子育て奮闘中

ひとりでやると睡眠不足で倒れてしまうので、夫婦でこれを分担していました。
感じたことを3つ。

  • ネットショッピングは便利
  • 生協の宅配も便利
  • 料理ができなければ宅配弁当も便利

まとめると、家から出れない人にとってネットでの買い物はやっぱり便利だ、と改めて感じた時間でした。

社会復帰後

あっという間に1ヶ月が過ぎて社会復帰をしました。1ヶ月間ほとんど家の中での生活だったので、「職場復帰」というよりも「社会復帰」という言葉が合っている感じです。

職場に復帰して1日目で早速PCにログインできない、というトラブルに見舞われました。
手が荒れてしまったせいか、PCの指紋認証が何回試してもエラーになってしまいました。普段よりも早く出社したのですが意味がなかったです。

育児休暇を取得して思ったこと。それは

  • 育児に対する夫婦共通理解の為にも育児休暇取得が必要
  • 長期の休暇を許可してくれた会社への感謝

ということです。 やはり育児というのはかなりストレスが多いので、その経験を夫婦共通でしておくことで、(少しかも知れませんが)その後のストレスを軽減させる効果はあると感じました。

そして、まだそれ程人数が多い会社ではないのですが、1ヶ月間のお休みを取得させていただいた会社には本当に感謝しています。不在の間、業務を支えてくれた部署のメンバーにも感謝しています。 これから育児休暇を取ろうと考えている男性の参考になれば幸いです。